「しろうとで裁判は出来ますか?」とか「弁護士を頼まないで裁判は出来ますか?」とか、よく質問を受けますが、手続の上からは、自分で自分の裁判をすることは簡易裁判所から最高裁判所まで、どの段階でもできます。 |
裁判をするには、法廷に出る前、出た後、法廷外でなど、さまざまな仕事があります。 訴えを提起する前の調査、証拠集め、分類整理、価値判断、作戦計画を考え、その後で書類を作成し、裁判所へ提出します。また、法廷の開かれる期日と次の法廷の開かれる期日との間には、証人や鑑定人の候補者を依頼したり、証拠の写しを提出したりします。 判決の後は、執行文や送達証明をとって執行の準備をします。裁判では、このように次々と多くの事務の処理をしなければなりません。法廷では決められた期日に出頭し、口頭弁論や証拠調べ、判決言渡しが行われます。提出した書類は、口頭弁論で陳述し、その認否をし、証人を尋問しなければなりません。 |